Saint Agnes

Saint Agnes インタビュー

アルバム・レコーディングのプロセスについて

Saint Agnesは、ジョン・ジェームス・タフネルとキティ・アラベラ・オースティンが互いに信じるロックンロールのパワーを共有することにより、2014年にイーストロンドンで結成された4ピースロックバンドです。

その後、ベン・チャーネットとアンディ・ヘッドの2人が加入し、2018年に"Death or Glory Gang"のEPをリリースする前に、長年にわたって一連のシングルが続きました。2019年に、Saint Agnesは待望のデビューアルバム"Welcome to Silvertown"をリリースしました。

ルーク・オールドフィールド(The Wytches、Uncle Acid&The Deadbeats)が自主制作し、プロデュースしたSaint Agnesのデビューアルバムは、熱狂的なロックとダークな映画の雰囲気を融合しています。

Metropolis Studiosでのライブレコーディングセッションの後にインタビューを行ないました。その際、アルバムのレコーディングプロセスと、シングルの"Move Like A Ghost"のライブ演奏音源を使用してミキシングコンテストを行なうアイデアについて話しました。

 

[LEWITT] アルバムのレコーディングプロセスについて教えてください。

[Kitty]1981年にマイク・オールドフィールドが建築したロンドン郊外のTilehouse Studiosという場所でアルバムをレコーディングしたんだ。彼の息子のルークはエンジニアで、10日間スタジオを予約してレコーディングとミキシングを行なったのさ。

テープに録音したことは、非常に重要なプロセスだった。コンピューターに直接録音する場合、常に多くの選択肢があるからね。 1000種類のギターサウンド、1000種類のボーカルサウンドを使用できることは、優柔不断な私たちにとっては非常に厄介な問題だった。選択肢がある場合、間違いなくそれらを使用したくなるから。すべての選択肢を排除するためにテープに記録することにしたんだ。すべての曲を数回のテイクで録音した後、アルバムで使用するテイクをみんなで決めた。

レコーディングは心から楽しめたよ。千種類以上もの異なることを決定しなければならないというストレスから解放されたからね。レコーディング時のライブ演奏は、非常に良い感じで行なえたと思う。いくつかの間違いがあるかもしれないけど、大半は良い空気感を収録できたので、十分満足なテイクが録れたよ。テープでの録音は全く経験がなかったので、本当に刺激的だったね。

 

デビューアルバムにちなんで名付けられたシングル"Welcome To Silvertown"を聴いてください。

 

[LEWITT] アルバムを録音したときに、何か予想外のハプニングはありましたか?

[Jon] うん、レコーディングの半ばでテープマシンが壊れてしまい、録音はできるものの、巻き戻すことができない状態に陥ったんだ。 テープを巻き戻す唯一の方法は、テープを取り出し、裏返し、高速でソートすることだったから、20分もの時間が必要だった。

それで、テープに録音して制限を設けることで、物事を少し難しくすることにしたんだ。それによって制作は遅くなってしまったけど、現実に合わせた選択をした結果だから仕方ない。

国内にはこの機械を修理できる人は数人しかいないから、到着するのを待つ必要があった。いざ修理が終わって、次にテイクを行うときはミスなく演奏できるように、入念なリハーサルを行なったんだ。

 "Witching Hour"は、テープマシンの修理が完了してから初めに録音した曲だったけど、レコーディングはワンテイクで完了。

バンドとして、その日の自分たちを受け入れ、無限の選択肢や修正の可能性を無視することは意外と大事なことなのかもしれない。これらの曲をライブで演奏できるなら、それ以上の余計なことは考えなくてもいいんだから。
 

 

Saint Agnes "Witching Hour" を聴く

 

[LEWITT] ミックスコンテスト(ミックスしようよ!)についてどう思いますか?

[Jon] 最高にエキサイティングだったね。最終的には僕がアルバムのミキシングをしたんだ。初めから予定していたわけじゃなかったけど、トラッキングの最後に1曲をミキシングし、バンドの他のメンバーは本当に気に入ってくれたので、ミキシングをすることになったんだ。

多くのミュージシャンは自分でミキシングをしていると思う。ツールは非常に優れているため、自宅で使用できるしね。重要なのは、達成したいビジョンを持つこと。それは他の何よりも重要であり、今では多くの人々が自分でできるようになったと思う。

内側も知っている自分たちの曲について、他の人たちがどのようにそれを捉え、次のレベルに持っていくかを聞くことができるのが本当に楽しみなんだ。

曲はある意味で非常に単純なものであり、事前の取り決めは少なかったから、感じるままにクリエイティビティを発揮してみてほしい。クリックに合わせてプレイしているわけではないし、自由にいじってみてほしい。ゲインを上げて、アグレッシブでヘビーなサウンドに変えたり。一体どんなミックスに出会えるのか、単純に興味があるんだ。

 

アルバム"Welcome to Silvertown"から、Jonによる"Move Like A Ghost"のミックスを聴く

 

[LEWITT] どんなミックスが良いですか?

[Kitty] クールなサウンドにして!(笑)

[Jon] 一番重要なことは、レコーディングを尊重しすぎないこと。楽しめばいい。いじっていけないなんてことは何もないんだから。レコーディングは、すべてがまさにその瞬間を捉えたもの。私たちが信じているのは、その日に行ったテイクはその日に行ったテイクであり、次の日に行うかもしれないテイクは完全に異なるものであり、そのどちらも同じくらい価値があると考えているんだ。よくある面白みのないミキシングをする必要なんてない。間違いを受け入れたり、可能な限り声を大きくしたり、フィードバックをできるだけ大きくしたり、その日のテイクを楽しんでみるといい。

SA

 

[LEWITT] 2019年の残りの予定は?

[Jon] 2019年は、バンドにとって可能な限り多くのライブショーを行う年。10月に英国ツアーを行い、ロンドンのDingwallsでプレイするんだ。これまでで最大のヘッドラインショーになる予定。そのショーのために本当に特別なことをしようとしているよ。

これらのセッションからどんなものが出てくるか、まだ誰もわからないんだ。何一つ約束できることはないけど、とにかく私たちのライブを観に来てほしい。

いま取り組んでいることが、バンドが必要としている穴を埋めてくれると思うし、同じように感じている人も多いはず。ロック好きの方には、ライブを感じてほしい。

 

ニューシングル"Brother"を聴く

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